一寝入りしたらそれなりの時間になっていたので、とりあえず外に飯を食いに出かける。ホテルがあるのは少し市街中心から外れて住宅地域にほど近いところ。ということで、住宅地域側の方が近そうなのでそちらに歩いていくと、時間が遅かったからか、大して店がないのだった。ま、何とか一軒ましそうなところを見つけて食ったけど。
で、深夜になってから、もうこれ以外に手がないので、ソフトバンク携帯でアメリカ電話番号のExpediaカスタマーサービスに電話をかける。中国にいるので、英語か中国語を選べだとか言われる。当然、英語を選ぶ。
いくつか自動音声で選んで、まず一次窓口。状況説明をする。まぁ、先方さんにすればこの手の事例はいくらもあるんだろうが、「訪問国から帰国する便の予約が訪問国内を移動するだけで打ち切りに変更された」というのはあってはならん話なわけで、ほぼ即座に「状況は分かった。専門部署につなぐからしばし待て」と言われる。で、緊急対応的な部署につながって、そこでまずなぜこんなことが起こったのかの調査をするからちょっと待ってと言われる。答えはこちらの推察通り、当日の南京–プーケット便そのものがキャンセルになった、ってこと。で、こちらから強く言う必要もなく「どういう代替手段を提供できるか中国東方航空と交渉するからしばし待て」ということで、どうも一度目の交渉ではろくな返事がなかったようで、二度待たされる。
結局、2つ案が提案された。一つは帰着便の予約をいったんキャンセルして新規取り直し。当然ながらこの場合、新規予約の価格はすべて直前価格になるから割高が予想される。というか、そもそも連雲港なんてのが起点なので、そうそう選択肢がない。ちなみに行きと同じXiamen Airlineだと接続が悪くてほとんど丸一日かかるような計算になる。で、もう一つは連雲港から上海虹橋空港、そこから上海浦東空港に移動してプーケットへ、という中国東方航空の便。乗り継ぎの時間が10時間近くある。実はこの路線、こちらでも既に調べてあった。乗り継ぎ時間の長さも虹橋から浦東へと移動するのに街中を軽く散策することを含めるなら、時間は簡単につぶせる。ということで、即座にこの2つめの案で手続してくれと頼む。上海は4年ほど行っていないからだいぶ雰囲気が変わっていると思うが、虹橋も浦東も市街と結ぶ地下鉄等があるし、何より多少の土地勘がある。こういうトラブルの際に多少なりとも土地勘があるというのは強い。
ということで、結局、50分近くアメリカとの国際電話だったから、最悪1 万円近くかかったことになるが、1本の電話で最後まで決着がつけられたからしょうがないと言うべきか。
しかし、こういう事例に遭遇するとやはりとりあえず航空会社のウェブサイトで直接予約をかけるというのがやはり最善だなぁ、と思う。まぁ、それでも便の遅延とか欠航とかになればいろいろ対処しないといけないわけだが、空港のチェックインカウンターなり窓口なりで直談判できる、というのは大きなメリット。
ともあれ、最大の懸案はほぼ解決したので、結局、2日目は単に部屋で仕事(共著論文の最終チェックとか)をやっているうちに一日が終わる。通るといいなぁとは思うが、細部のロジックがけっこういい加減なので厳しい気がする。とは言え、初めての分野なのでどういう感じなのか査読が返ってきたら考えよう。