数ヵ月前、ちょうど日本に行く直前にAmazon.co.jpがFire HDのタイムセールで、8インチ(16GB)+10インチ(32GB)あわせて19,960円というセールをやっていた。確か5千円引き。というので買った。
Fire HDはいろいろコストを下げて作っているわけだが、タブレットの中では歴然と安い。2台買って2万円というのも中華タブレットですらあり得ないくらいの価格である。
普通に?Google Playも入れたのでWiFiタブレットとしては普通のAndroid機と同じである。もとが安いし、多少重めなので、ケースもスクリーン保護シートも使わない。そのまんま。
で、これが思った以上に使い勝手がいい。Fire HD 8は1200 x 800なので解像度は高くないが1024 x 600などに比べればずっとまし。Fire HD 10は1920 x 1080だから無問題。CPUのスペックが低いので時々引っかかりがないわけではないが、すべてをこのタブレットたちでやろうというわけではないから、これも問題ない。本(Kindle本または自炊PDF本)を読んでいると期待していたほどにはバッテリーが持たないなぁ、と思うが、複数台持っている強みで切り替えながら使うなら問題ない。
で、気が付くと家にいる時はHuawei Media Pad M3やSamsung 7inch タブレットを差し置いて、こちらを使っていることが多くなった。Fire HD 10は画面が大きい分、確かに本を読むのも楽である。またスピーカーが上下にあるので、YouTube閲覧等も向いている。Fire HD 8は中間的な機種だが、プラスチック筐体のためか、実際の重量と裏腹に、より軽いiPad miniなどより軽く感じる。
何より値段の安さから使うのが気楽なのである。別に安いからと言って手荒な扱いをしているわけではない(この点はSamsung 7 inchタブレットもそうなのだが)。早い話「使い倒して壊れたらまた買えばいいや」という発想になるのが楽、ということだ。Fire HD 8に対してiPad mini等、Fire HD 10に対してiPad Air2などをもともと持っているわけだが、気分としてFire HDの方が気軽だ。
実のところ、Kindle本を読むというのにしても他のAndroidやiPadでもできる。Amazon Primeの月額会員とかにはなっていないので、Fire HDを買ったらすごく得、というわけでもない。割引があったから買った、というだけなのだが、気楽というのがこれだけ大きな意味を持つとはあまり思っていなかった。